保護者と保育士をつなぐ「連絡帳」のコツは

意外に思われるかもしれませんが、事務仕事の多さは保育士の仕事の特徴です。

とくにクラス全員分を書くことになる連絡帳は、その仕事量を負担に感じる保育士が少なくありません。

いい連絡帳にするにはどうしたらいいのでしょうか。負担が少なくなる工夫とは、どのようなものがあるのでしょうか。

目線は「保護者」にする

以前、保育園に子どもを預けていたとき、保護者の立場で連絡帳も書いていましたが、毎日大変だと思うこともありましたが、ほとんどは「楽しい」と思っていました。就寝時間から起床時間、食事や排せつなどの細かい情報にコメントを加える乳幼児期は、子どもが朝食をあまり食べなかったため、ちょっと困りましたね。

のんびりと食べていて食事が進まず、園に連れていく時間が迫るため、連絡帳に書く時間も取れませんでした。途中からあきらめて、準備した食事を記入するようにしていきました。書き並べただけなので、実際には食べてないもあり、「食べた」ことにしてしまおうと思っていました。

実際に、保育園に勤めていて驚かされるのは、乳幼児の午前おやつに出てくるのが、クラッカーでした。それも2枚ほどです。「このくらいでいいんだね!」とわかっていたら、少しだけ気楽に考えられたかもしれません。

休日は、連絡帳を書く時間に余裕もあり、子どもの休み中の様子や面白ネタなどを書くことができました。保育士の先生も、園での様子をちゃんと書いてくれて、子どもが大きくなっても読み返して楽しい気持ちになります。仕事と家事の両立、苦戦していた私にとって、かけがえのない育児記録ができあがっていました。

 


我が子、自分の子供の場合にどうしたか?

ちなみに、我が子は家での出来事を「連絡帳に書いてほしい!」とせがみました。ほかにも、帰宅すると保護者欄と保育士欄を読んでもらう時間を楽しみにしていました。小学校に入ってからも、「ちゃんと連絡欄に書いてね!」とせがんていたくらいです。

とはいえ、2歳児クラスのときには、先生との折り合いに難しさを感じていたのも事実です。家のことがゴタゴタしてしまい、それを連絡していなかったために、どうも不信感を抱かれていました。子どもの方も、だんだん保育園に行きたがらなくなり、保育園に行ったらずっと号泣していて、給食さえ食べない日もあったということです。ご迷惑をかけてしまっているなぁ…、十分にわかっていることではありましたが、連絡帳に「今日は、ずっと好き放題していましたよ」みたいに書かれると、さすがにショックを受けました。

 

その状況に頭を抱えてしまい、連絡帳に「仕事も保育園も辞めた方がいいと、悩んでいます」とありのままに書きました。それを読んだ先生から謝罪され、以降そのようなことがなくなりました。

先生との良好な関係を築けているときはもちろん、折り合いがつかないときも、助けになってくれたのが連絡帳の存在だと感じています。