おたより上手な保育士の例文集

保育士の仕事のひとつに、毎月の「園だより」の作成があります。

このおたよりの作成、書物のなかでもかなり時間がかかるお仕事で大変ですよね。

 

文章を書くことが苦手な保育士の場合、おたより当番になるのが憂鬱・・・という人もいるのではないでしょうか。

でも、保護者のなかには毎月の園だよりを楽しみにされている方がたくさんいます。適当に終わらせてしまうというわけにはいきませんよね。

 

保護者の方が毎月楽しみにしてくれるような「おたより」の作成のコツをまとめてみました。

どうして「おたより作成」が苦手と思ってしまうのか

 

「おたよりがうまくかけない!」と悩む保育士に特徴的なのが、文章力に対して自信を持てないということです。

箇条書きなどの文章はうまくかけるのものの、おたよりの書き出しや結びの文章のところで、「この文章、あっているのかな?」と不安になってしまう人が多いのです。

 

また、毎日の遊びやイベントごとが少ない0歳児クラスの保育士だと、「毎月同じような内容になってしまって、変化に乏しい・・・」という悩みもありますよね。

 

そして、「センスがない」と悩む保育士もいます。おたより作成は、きれいなイラストを選んだり、枠内に文章を配置したり、それぞれの要素のレイアウトを考えたり・・・というデザインセンスが必要な場所もあります。何度も考えてもしっくりこなくて、結局毎月おなじようなレイアウトになってしまう、という保育士も多いのではないでしょうか。

 

そんな悩みに対して、長くおたよりを書いてきた保育士の実例をみてみましょう!

 

 

文章力がない保育士でも大丈夫!

 

なかでも、文章力については、一朝一夕で身につかないと思っている保育士が多いと思います。

「あの先生は文章力があっていいなあ」とあきらめモードに入っていませんか?

実は、だれでも素敵な文章をかけるコツがあるんです。

 

「基本」にかえって文章を書いてみよう

 

それは、学校でも習う「文章を書くときの基本」にかえるということ。

私も「今更基本なんて・・・」と思っていましたが、これを意識するようになってからおたより作成が格段に楽になりました。

 

文章の基本とは、「5W1H」を意識すること。たった、それだけなんです。

 

ちなみに、5W1Hとは、

  • When:いつ(日時)
  • Where:どこで(場所)
  • Who:だれが(行為をした人)
  • Why:どうして(理由)
  • How:どうやって(方法) 
  • What:なにをした(内容)

です。

 

この基本を意識しながらいもほりについて書いてみると、

「10月3日、保育園付近のおいも農園でひよこ組が芋掘りを行いました。」

となります。この場合、WhyとHowが入っていませんが、書くことがない要素は無理に入れる必要はありません^^

 

そして文章ができたら、園だよりですので少しくだけた表現にしていきます。そうすることで保護者の方に親近感をもっていただけますね。

でも、崩しすぎると「ちゃんとしていない先生」と取られるかもしれませんので、先輩の保育士や園長先生とおしゃべりするくらいの表現が良いでしょう。

 

先程の例文を崩してみると、

「10月3日、近くのおいも農園でひよこ組のみんなが芋掘りをしました!」

となります。
 

 

書き出しの文章に季節感をもたせよう

 

基本にそった文章がかけるようになったら、次のステップは「季節感を出す」ということです。

これを行うことで、毎月同じような文章になることを防ぐことができます。

 

とくに書き出しにつかう季節要素のある文章を「時候のあいさつ」ともいいますが、保育雑誌やインターネットでたくさん載っているので、調べてそのまま真似してしまうのも良いでしょう。

 

参考までに、各月の書き出しを書いてみました。

  • 4月:ご入園、ご進級おめでとうございます。新年度が始まるのに合わせて、園庭の桜の木も満開になりましたね。
  • 5月:早いもので、入園・進級から1ヶ月が経ちました。保育園の子どもたちも、新しいクラスやお友達、そして先生にも慣れてきたようで・・・
  • 6月:雨の季節となりました。お部屋で過ごす時間が増え、いつもと違うメンバーで遊ぶ子どもたちも。
  • 7月:日に日に暑さが増す時期になりました。どろんこ遊びや水遊び、楽しい遊びがたくさんの7月ですが・・・
  • 8月:毎日30度を超す暑さで夏バテしそうですね。
  • 9月:心地よい秋風とともに、朝夕が少しずつ肌寒さを感じるようになってきました。
  • 10月:高い空にいわし雲が浮かび、すっかり秋の雰囲気が漂ってきました。
  • 11月:周囲の公園の木々も少しずつ赤や黄色に染まってきましたね。
  • 12月:いよいよ今年も大詰め!おっとりした先生も走りだすという師走の時期になりました。
  • 1月:寒さも少しずつ厳しくなり、本格的な冬の訪れを感じられる時期になりました。
  • 2月:厳しい寒さが続く日々ですが、保育園で元気な子どもたちの声を聞いていると寒さも吹き飛んでしまいそうです。
  • 3月:年長組は卒園式、年少・年中組は進級の時期が近づいてきました。

いかがでしょうか?簡単な一言でも、季節に応じた言葉をいれるとぐっと親近感が高まりますね。

 

 

 

イラスト・レイアウトは完成品を使う

 

続いては、センスが問われるイラストとレイアウトについてです。

 

文章だけだとどうしてもかっちりしてしまうので、園だよりにはイラストが必須ですよね。でも、相当イラストに自信がある人でないと、いちから絵をかくのはかなり大変です。

 

そんなイラストについては、挿絵集やインターネットのイラストを利用しましょう。今は、インターネット上でも無料のイラストがたくさんあります。「秋 イラスト 無料」と検索すると、たくさんの無料イラストサイトが見つかりますよ。

挿絵集やイラストサイトのイラストをおたよりに掲載する場合は、著作権的に掲載しても大丈夫なのか確認してから使うようにしましょう。

 

可愛いイラストが多すぎて、選ぶのに時間がかかってしまう・・・という悩みが生まれてしまうかもしれません。

 

 


読む人の目線にたったおたより作成を


たくさんの保護者の人に楽しんでもらえるお便りを作成するのは、本当に難しいことです。

でも、一番大事なのが、「読む人の目線にたって書く」ということ。

 

保育園にこどもをあずけているお母さんたちは、どんな内容をしりたいと思っているのか?

この文章を読んで、悲しく思ったりもやもや悩んでしまうポイントはないか?

という目線で、一度読み返してみましょう。

 

書いた文章を、時間をおいて何度も読み返すことで、新しい発見があります。

そうやって何回も文章について考えることで、素敵な文章がさくさく書けるようになりますよ。